鏡開きっていつするの?そもそも一体何のため? 今さら聞けない豆知識!

お正月はとうに終わり、すっかり日常生活をせわしなく過ごしているのに、その中でまるで取り残されたような「鏡餅」の存在…。

なーんとなくお餅様!って言いたくなるような出で立ちで毎年飾っているものの、鏡開きの日取りだとかルーツだとか、結構曖昧だったりしませんか?

今回は外国人の友人にその存在意味を問われ、しどろもどろになった私ですが…日本文化を説明するために調べてみたのでお話ししたいと思います。

そもそも鏡開きの日取り&ルーツ

子孫繁栄とか粘り強く生きるとかでお餅そのものが縁起物だったと記憶していますが…


平安時代から存在していたものの、今のスタイルになったのは江戸時代からで武家社会の風習が一般化したものです。1月11日新年の無病息災を願い縁起物の鏡餅を食べると同時に、お正月に一区切りして仕事始めをする意味もあって行われる伝統行事のことです。

鏡餅と呼ばれるのは神事などに使う三種の神器に見立てたため鏡餅(青銅製の丸鏡に似ていた説と心臓を形取った説がある)・橙・串柿(干し柿)を飾ったそうで、末広がりの「八」を良い数字と12月28日から飾ることが一般的(参考資料元:Wikipedia

■お正月の間、年神様の居場所&供物が鏡餅だそうで、鏡開きによって年神様を見送る意味もある

■大昔は1月20に行っていたものの徳川三代将軍 徳川家光公が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避け11日になった

■もともと武家社会の風習なので”刃物を使って切る=切腹を連想するNG行為”→”木槌などで割る=割れる壊れるで縁起が悪い”→”末広がり=開く”と言い換えて「鏡開きになった

■武道(剣道・柔道など)で新年の道場開きで鏡開きとしておしるこが振る舞われたりするのはその名残

(参考資料元:暮らしの歳時記
三種の神器になぞらえ鏡餅のあるあるスタイルが生まれ、武家社会の風習で包丁で切らず木槌で割らずに縁起良く言ったものが「鏡開き」のようですね。お餅のヒビの入り方でその一年を占う風習も地方によってはあるそうです。

美味しい鏡餅の食べ方あれこれ

定番のお雑煮・納豆餅・磯辺もち・あんこ餅など以外にも飽きずに美味しく食べられます。


”冷蔵庫の余り物放り込みフライパン餅ピザ””レンジで1分柔らか餅””オリーブオイルで揚げもち”など超簡単なものしか経験がないものの…インターネット上に素敵なアレンジがたくさんあったので幾つかピックアップしたいと思います。

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1770015310/

https://www.happy-bears.com/column/life/3620.html

https://delishkitchen.tv/recipes/177178606462566804
ピックアップした以外にも和洋中、スイーツから主役級の一品まで様々なレシピがありました。鏡餅だけでなく、保存食に買い込んだ切り餅の消費期限が迫っている時などにも活用したいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
最近では鏡餅を形取ったパッケージの中に個包装の丸餅が入っているタイプなど、時代に合わせ進化を遂げていますが…昔の人々の神様への信仰心を垣間見た気がしつつ「鏡開き」には意味があったことも知りました。

ヘルシーな昔ながらの保存食「おもち」ですが、今回調べるまで”なんとなく飾り包丁で堂々とカット”していた私…意味を知り恥を知った今後は鏡餅、レンチンしますf^_^;

さっそく外国人の友人に「あのrice cakeはね…」とせっかく興味を持ってくれた日本の文化をお伝えしようと思います。



ご覧下さりありがとうございました!

See you later!